株式投資といえば、まとまった資金が必要とイメージがあるかと思います。しかし、最近は少ない資金で、日本株を購入したい!という個人投資家のニーズに応える、単元未満株投資が人気急上昇しています。

今回は、単元未満株投資についてまとめてみました!投資初心者にもおすすすめの内容なのでぜひご覧ください♩
単元未満株とは?


日本株では通常100株を1単元として、 1単元=100株からの購入となるのですが、単元未満の1株からでも日本株を購入できる制度を単元未満株といいます。



1株からの購入ができたら、投資へのハードルもさがりますよね♩
単元未満株のデメリット


- リアルタイムでの購入ができない
- 議決権の行使が認められない
- 手数料負けすることがある
- 株主優待を受け取れないことがある
- 銘柄が限定されていることがある
- まとまった売却益はでにくい
リアルタイムでの購入ができない
単元未満株は、証券会社によって決められたタイミングで価格が決まるため、指値での注文をすることができず、予定よりも高値掴みをしてしまう可能性があります。(証券会社よってはリアルタイムで約定できる場合もあります)単元未満株は、短期の取引よりも長期の取引に向いているといえます。
議決権の行使が認められない
基本的に、株の議決権は単元株の株主に認められる権利となります。
手数料負けすることがある
一般的には、100株の取引で100円〜200円の手数料が相場であるところ、1株の購入で50-100円の手数料が相場となります。ただし、証券会社によっては、単元未満株の取引の手数料を抑えることも可能なので、手数料についてはよく確認のうえ取引をした方が良いです。
株主優待を受け取れないことがある
1株でも株主優待を受けることのできる会社もありますが、基本的には、株主優待は100株から権利がある会社が多いです。
まとまった売却益はでにくい
株の売却益を狙うには、元手資金が大きくあったほうが売却益は大きくなります。そのため、単元未満株投資は、売却益を狙うよりも、長期でコツコツと配当金などを得る目的で行うことが向いています。



通常の取引と異なる点もあるので、デメリットを理解したうえで取引をしましょう!
単元未満株のメリット


- 少額から投資ができる
- 分散投資することができる
- 配当金を受け取ることができる
- 単元株と同じように売却できない
少額から投資ができる
オリエンタルランドの株価は2022年7月時点でおよそ1万8千円ですが、100株購入するためには180万円ほどの資金が必要です。しかし1株だと1万8千円 の手元資金で株を購入できます。企業によっては、数百円で株を購入することも可能なので、個人投資家にとっては、投資をしやすくなります。



少額から投資することができることは最大のメリットですね!
分散投資することができる
1株からの購入ができると、複数の株を購入しやすくなり分散投資をすることも可能となります。
配当金を受け取ることができる
1株からの購入でも、配当金を受け取ることができるので、少額からでも配当金を得ることができて株式投資の醍醐味を味わうことができます。



大きな金額を一度に投資することに抵抗がある場合には、おすすめの投資方法です!
単元未満株ができる証券会社4選


単元未満株の取引ができる証券会社は多くあるのですが、今回は4つの証券会社の特徴とまとめます。
2022年7月時点の情報となります
SBI証券(S株)
- 買付手数料0円
- 約定は1日3回
SBI証券のS株は買付手数料が0円という点がメリットですが、売却に0.55%の手数料が発生するため、1万円の株の売却で55円 の手数料が発生します。そのため売却時には単元化してからの売却でなければ手数料負けをしてしまう可能性も高くなるかと思います。



普段SBI証券を利用している方は、コツコツS株で買い増しして単元化する方法もありますね♩
SBIネオモバイル証券
- 月額制で(買付・売却)取引し放題
SBIネオモバイル証券は、少額で投資できる初心者向けの証券会社として、近年人気急上昇中です。ネオモバの使用料は、月間の約定代金が50万以下の場合、220円です。サービス使用料220円からとなりますが、200円Tポイントがもらえるので、月間の約定代金が50万以下の場合には、実質の手数料は20円 となります。ただし、取引が50万円を超える場合は、1100円の利用料となるので、事前に注意のうえ取引をするようにしましょう。



月間の取引が50万以下であれば手数料が格安ですね!
LINE証券(いちかぶ)
- 夜21時までに注文はリアルタイム約定
- 業界最安値水準の手数料
LINE証券(いちかぶ)は、スプレッド式の手数料となり、買付・売却の手数料は、0.35%〜1.0%となります。立ち合い時間中の取引であれば、業界最安値水準の0.35%なので、1万円の取引で約20円 ほどの手数料となるので、手数料面で魅力です。



リアルタイムや約定で手数料抑えたい場合にはおすすめですね♩
PayPay証券
- 1000円(1株未満)から株の購入ができる
- 米国株も1000円から購入可能
- リアルタイム約定
PayPay証券では、株数単位ではなくて1000円から株を購入することができます。1000円以上の株価の会社でも1000円から購入することができるので、株価が高い企業により投資をしやすいといえます。スプレッド式の手数料で、立合時間で基準価額に0.5%を乗じた価格・立合時間外は基準価額に1.0%を乗じた価格となるため、少額の資金で立合時間に取引を行う場合には、手数料を抑えることができますが、立合時間外であったり、購入代金が高額になる場合には手数料が割高になってしまいます。



PayPay証券は、数1000円から投資をしたい場合にはおすすめですね♩
まとめ


単元未満株投資は、リスクをおさえながら、株式投資を行うことができる制度です。手数料を安く抑えることができるようになるなど、証券会社によって、より取引しやすくなっていますので、投資をする際にはぜひ参考にしてみてくださいね♩



まずは少額からでも、お金を動かしてみて、投資に興味を持つことが大事です。投資をスタートする際には、単元未満株をぜひ検討してみてくださいね♩